2016年8月21日日曜日

二十四節気 【立秋(りっしゅう)】


立秋(りっしゅう)

 
 秋が立つと書いて立秋ですが、最近は気温を見るたびにどうもまだしばらく夏は終わらなさそうだと思ってしまいます。

それでもところどころ秋の気配はしているようで、秋の七草のひとつ葛(くず)を神呪寺の農地で見る事ができました。
 
 

葛は手に取ってみると分かるのですが、紫色でほのかにグレープフルーツの香りがします。

秋の七草とは、女郎花(おみなえし)、薄(すすき)、桔梗(ききょう)、撫子(なでしこ)、藤袴(ふじばかま)、葛(くず)、萩(はぎ)の七種類の花のことをいいます。

鷲林寺の農地ではピンクと白のナデシコを見る事ができます。
 
 

この花々が咲くと秋が近づいている気がします。

ちなみにこれは覚え方がありまして、それぞれの頭文字をとって「おすきなふくは」と並べることができます。
 
おみなえし、すすき、ききょう、なでしこ、ふじばかま、くず、はぎ
 
 簡単ですね。

田んぼの稲に穂が実り始めました。お隣の田んぼでは稲に花が咲いていました。

 

実ったお米は禾(のぎ)という穂先の毛が生え、大きくなるにつれてこうべを垂れるように穂が下を向きます。

鷲林寺の農地では高台から田んぼを見る事ができるのですが、青空の下で穂先を垂らし風にゆれるお米の景色は非常にきれいです。
 
実りの秋が待ち遠しい、今日この頃です。
 
8月21日(日曜日) 家族日曜日コースにて
 

 


2016年8月18日木曜日

親子で米作り 「おもちができるまで」 自由参加日の活動報告です。

甲山農地では、年間を通じた農業塾以外に、お米作りを中心にした4回シリーズの活動

親子で米作り 「おもちができるまで」というイベントも行っています。

13家族の皆さんが参加されていて、田植え、草抜き(生き物観察)、稲刈りを経て、最後に収穫したもち米を使っておもちつきをします。

六甲山から流れでる水で育てたおいしいもち米(もちろん西宮産)でつくったおもちは、きっと格別。

でも、その前にいくつかの作業が待っているのです。

その中でも、大切で大変な作業が、草抜きと草刈り。

7月には、草抜きとして田んぼに入って大量の雑草(おもにヒエ)を抜きました。

なかなか大変な作業できたが、皆さん丁寧に雑草と稲を見分けながら、進めてくれました。

そして、もう一つが草刈り。(8月11日実施)

今回は、田んぼまわりの草刈りをしてもらいました。

田んぼのまわりの草は年に4~5回ほど草刈りをします。

草が伸びすぎていると害虫のすみかとなってしまって、稲に移ってきたり、風通しが悪くなることで、病気を引き起こす原因にもなります。

そこで、今回皆さんのお力で、刈ってもらったというわけです。

それほど広くない畔(あぜ)ですが、手刈りなので大変です。

小さなこどもたちも草を運ぶ作業をしてくれています。

草の勢いに驚きながら、刈り続けます。

生き物探しに行ってしまうこどもたちもいましたが、みな頑張りました。

最後に稲の中に穂ができていることを確認
 
もうすぐ穂が出てくることがわかりました。
 
もう一度自由参加の作業日があり、その次には、10月収穫となる稲刈りです。
 
無事収穫を迎えられますように!!
 
 
8月18日(木) ボランティア作業日にて
 
 
 
 

2016年8月7日日曜日

二十四節気 【大暑(たいしょ)】


大暑(たいしょ)

 

二十四節気には「暑い」という字がつく節気が二つあります。

「小暑」、「大暑」。

暑いという字を入れるのですから、昔からこの時期は相当なものだったのでしょう。

しかし、暑いこの頃にやるべき農作業は多くなるのですから、体はしんどくなります。
 
田んぼのまわりの草刈り

田んぼの中の草抜き

収穫作業

ニンジンの種まき

サツマイモに肥料をあげます
 
今日もこれだけやれば、皆さんもうヘトヘトでした。

 

・土用の丑の日

昔の人の知恵でしょう、7月の後半に土用の丑の日、というのがあります。

暑さの盛る夏の日、農作業を一日お休みして、精のつくものを食べる日。

ウナギやしじみ、卵を食べて農家さんたちは夏を乗り越え野菜を大きく育てました。
 
農地にはウナギやしじみは残念ながらありません。
 
代わりと言ってはなんですが、今日は、甲山農地産の大麦で作る自家製麦茶を皆さんにお出ししました。
 
皆さんに順番に大麦を煎る作業をしてもらいました。
 

こう見えて結構熱い作業です。
 

 

・喜雨(きう)、雨祝い

日光が鋭くなる分、夏は雨が少なくなります。

大切に手をかけてきた野菜が干ばつにあたってやられてしまっては一大事。

夏の雨には「喜雨(きう)」や「雨祝い」という言葉があります。
 
雨は貴重で、各地で雨をよろこぶ風習があるようです。

甲山農地でも雨が降ればよろこびたい。

しかし残念ながら喜べるほどの雨がないのが現状。

早く一雨ほしいものです。

そうこうしているうちに、「立秋」になっていました。

ということは・・・


残暑お見舞い申し上げます。

皆様、お体ご自愛くださいませ。

8月7日日曜日 甲山農業塾 家族日曜日コースにて

2016年7月31日日曜日

甲山農業塾の自由参加日でした。


昨日は甲山農業塾の家族コースやつちの子コースのご家族、そして、ボランティアさんが来てくださっての自由参加日。
 
9組のご家族と3人のボランティアさんが参加してくれました。
 

内容:小麦の製粉、水やり、夏野菜の収穫、畝づくり

石臼を使って、小麦の製粉をしました。

がんばって回します。
 

畑で採れた小麦を、石臼と製粉機を使ってすり潰します。

その後に、ふるいで細かくして完成です。

子どもたちは石臼を力いっぱい回しながら、少しずつ小麦を粉にしていきました。

 

小麦の皮を取り除く作業

水やりと一緒に野菜も収穫してもらいました。

ナスやキュウリ、トマトをとりました。
 
 
夏野菜の収穫
 
スイカが大きくなっていました!

 
といってもまだ小さい


珍しい生き物も見つかりました。

コウイムシという虫で、タガメの仲間に当たります。

 

終わりに、地主農家の甲斐さんから頂いたスイカをみんなでいただきました。

冷たいスイカはおいしかった!

 
みんなでいただきましたよ
 
7月30日(土)甲山農業塾 自由参加日にて(とても暑い日でした)

 

2016年7月23日土曜日

二十四節気 【小暑(しょうしょ)】


小暑(しょうしょ)

 小暑だと思ってブログを書き始めたら、はやいものすでに節気は次の大暑(たいしょ)へと変わっていたことに気が付きました。

 

7月の中旬が過ぎて梅雨が明け、いよいよ夏を感じる時期になってきました。

生き物はカエルやゲンゴロウ、作物はトマトにナス、ピーマン、オクラなどを見る事ができます。
 

アマガエル
 
キュウリ
 
オクラの花

ミニトマトとバジル
 

暑い時期ですが神呪寺では蓮(はす)の花を見る事ができます。

水面に葉を浮かべてピンク色の花を咲かせる蓮。

夏には珍しいきれいな植物のひとつです。

また鷲林寺農地では撫子(なでしこ)が咲いています。撫子も白とピンク色の花をしています。

 
 
カワラナデシコ



小暑には土用(どよう)の丑の日があります。

この日には夏バテしないよう精のつくものを食べる習慣があり、土用の丑の日にはウナギというのはよく聞きますね。

 

二十四節気に「暑」とつくのは小暑と大暑の二つだけです。それだけこの二つは昔から暑かったのでしょう。

そんな暑い折ですが、今年から8月に祝日「山の日」ができました。
近頃、山に行ってないなぁ~なんて方、熱中症に気をつけつつ、たまには甲山に遊びに来てください。
街中では見かけないきれいな花や、カブトムシやトンボなどの虫に出会う事ができるかもしれません。

2016年7月21日木曜日

【神呪寺農地】甲陽園小学校の5年生がやってきました!


こんにちは。神呪寺農地です。

梅雨が明けましたね。

さっそく、農地に真夏の太陽が照りつけています。

今日は、西宮市立甲陽園小学校5年生の子どもたちがやってきてくれました。

甲陽園小学校では、毎年5年生が神呪寺農地で米作りを体験しています。

今年も5月に田植えをしましたが、今日は、大きく育った稲と農地に棲む生きものの観察、それに、畑の草刈りをしました。

大きく成長した稲の中にたくさんのカエルやバッタやトンボなどが観察されました。
農薬などを使わない農地がたくさんの命を育んでいること、そして、それらの生きものがつながりあっていることを学習しましたよ。




田んぼの稲はどんなふうに成長していくのかな



おお!なんかおる!





畑では、安全なカマの使い方を練習しました。10月の活動では稲刈りをします。それに向けて草刈りで練習です。



おかげさまで、雑草も刈られて農地もきれいになりました。

そして、刈られた草を隣の畑へ運び、畝の間に敷きました。こうすることで雑草が生えたり土が乾燥したりするのを抑えることができます。「雑草も無駄にならず、役に立つんやな」と気づきの声も聞かれましたよ。





もうすぐ夏休み。
稲や生きものの様子を、神呪寺農地に時々見に来てみてくださいね!
 
 
 
 






2016年7月3日日曜日

二十四節気 【夏至(げし)】


☆夏至(げし)
 

季節の移ろいは早いもので、田植えを終えたと思えば梅雨(つゆ)が始まり、夏の時期となりました。夏に至ると書いて夏至(げし)と言います。夏至は一年で最も日が長く、夜が短くなるころです。


この頃、菖蒲(あやめ)の花が咲きます。

菖蒲(あやめ)は梅雨到来の目安ともされました。
 
甲山には湿原があり、あやめの仲間で湿地性のノハナショウブという植物を見ることができます。
 
ちょうど梅雨入りのころ咲いていたことを思い出します。

 

以前までは暗かった夕方も徐々に日が落ちるのが遅くなり、19時過ぎまで明るく、子どもたちの遊び声が聞こえるようになりました。昼間の日差しも強くなり、ときおり肌が焼けるようなものを感じることがあります。

 

農地の風景も青々とした雑草がたくさん茂ったものに変わりました。



 
 
トマト
 
ピーマン
 
キュウリ
 
ナス
 
 
田んぼをのぞけばオタマジャクシやカエル、カブトエビを見る事ができます。

アマガエル


ヌマガエル

アカハライモリ

カブトエビとオタマジャクシ
 
 
季節の言葉

半夏生(はんげしょう)

夏至から数えて11日目を半夏生といいます。今年は71日にあたります。

これは農業の節目の一つで、田植えを終えた農家さんがこのころに休息をとっていたようです。

 

関西では半夏生(はんげしょう)にタコを食べる習慣があります。

これはタコの足のように農作物が地面にしっかりと根を生やして大きく育ちますようにとの願いを込めたことから始まったとか。

 

次節は小暑で、そして大暑へと続きます。名前の通りこれからさらに暑い時期が続きます。

そんな日にこそ夏野菜を食べて夏を楽しんで過ごしていきたいですね。